スポーツが趣味「サラリーマンブログ」

都内在住のスポーツが趣味のサラリーマン日記

ボールが泣く!ゆるスポーツ「ベビーバスケ」とは

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みなさんはベビーバスケという競技をご存知でしょうか?バスケと聞くと、屈強な身体の男性が力強くプレーするバスケットボールのイメージが最初に浮かぶかもしれませんが、ベビーバスケはその真逆、とても繊細で優しく、だれでも楽しめるユニークなスポーツです。

ベビーバスケは近頃テレビなどで紹介される機会が増えてきた「ゆるスポーツ」の中の一種です。ワイドショーやニュース等で一度は目にしたり聞いたことがある方も多いかもしれません。ゆるスポーツとは、年齢・性別・障害の有無等に関わらず、どんな人でもみんな一緒に楽しめるよう開発された様々なスポーツのことで、障害を持つお子さんのためにと、とあるお父さんが「世界ゆるスポーツ協会」を立ち上げ、提唱をし始めた日本発祥のものです。

世界ゆるスポーツ協会

ゆるスポーツとしてイベントを開催する等普及活動に努め、いまではメディアで取り上げられることも多くなってきており、経済産業省内で体験イベントが行われるなど、注目を集めています。
さて、そんなゆるスポーツの中の一種、ベビーバスケとはいったいどのような競技なのでしょうか。まず、普通のバスケと違うのはボールです。いわゆる普通のバスケットボールではなく、中に機械が仕込まれた特製ボールを使用します。このボール、急な揺れや衝撃を感知すると「オギャーオギャー!!」と赤ちゃんの泣き声が流れる仕組みになっているんです。そのため、そーっとそーっと扱わないと、すぐにボールが泣き出してしまいます。

つまり、ベビーバスケでは通常のバスケットボールのようなドリブルや力強く投げ渡すパス等は一切できません。まるで赤ちゃんを扱うかのように、ボールを優しくそっとパスして、そっとキャッチ。ボールを泣かせないように、泣かせないように、男性も女性も大人も子供もみんなが母性を発揮して、授乳ゾーンと呼ばれるエリアにある、ゴールとなるゆりかごを目指します。フィールドプレーヤーが4人、ゴールプレーヤーがが1人の1チーム5人体制で、相手のゴールを目指します。

 

ルールの名称もとってもユニークで、例えばボールを持ったプレーヤーが4歩以上歩くファウルは「子煩悩」、連続して3秒以上ボールを持ち続けるファウルは「過保護」、ボールをたたくなどの危険なプレーは「アンマザーシップファウル」と呼ばれ、相手ボールになってしまいます。
体験したことのない方は、この話を聞くと「ゆっくりボールを丁寧に扱わなくちゃいけないなんて、そんなんじゃ白熱しないし、それってスポーツなの?」と感じるかもしれません。ですが、これが実際にプレイしてみると予想以上に盛り上がります。

 

いつ赤ちゃんボールが泣き始めてしまうかという緊張感を全員が共有しながら、急な衝撃を与えないようにしながらもボールを相手チームと競り合わなくてはならない、意外と難しい競技です。ゆっくりとした動きを懸命にやると、案外体力も使いすぐに体が温まってきます。なにより、年齢・性別・障害の有無に関わらず、みんなで同等に勝負ができる分、家族みんなでチームになって楽しめたり、普段あまり関わらない年齢層やコミュニティの人たちと一緒に戦ったりと、コミュニケーションも広がります。ただのレクリエーションにとどまらず、得点を競う(でも優しく)スポーツとして子どもも大人も白熱できる新しいスポーツのジャンルとしてその位置を確立しつつあります。

休日等にベビーバスケを含むゆるスポーツを体験したり楽しめたりするイベントが各地で開催されています。家族のコミュニケーションの場の一つとして、社会人のサークル活動の一環として、みなさんもぜひ一度その世界を体感してみてはいかがでしょうか。